人によって状況が違うので、これが正解、というのはありませんが、私個人の考えをシェアしたいと思います。
当初の私の英語レベル
ワーホリでカナダに行った時、私は初めの2ヶ月だけ語学学校(ESL: English as a Second Language)に通いました。
当時は初めての海外生活を楽しみにしていたけれども、それと同時に英語は日常会話がギリギリ成り立つかどうかレベルだったのでこれから生活していけるだろうかと、とても不安でした。
レベル0が全く英語話せない→レベル10英語ペラペラだとすると、レベル4くらいだったと思います。
高校生の頃の英語の点数は100点満点中60〜70点と、なんとか赤点取らないで済んでたくらいだったと思います。
とりあえず右も左も分からないので、いきなり働くのではなく、語学学校行って英語環境、バンクーバー自体に少しずつ慣れつつ、友達ができるといいなーという思いでした。
私は比較的人見知りするところがあるので、(典型的な日本人??小学生の頃はクラスで1番と言っていいほど発言しない子供でした) いきなり掲示板など使って知らない人にあったりとか、いきなり自分から誰かに声かけたりとかハードル高すぎたので、最初語学学校行くのは私には丁度良かったです。
語学学校に通ってから気づいたのですが、自分が思ってた以上にリスニングができず、授業中の先生の質問が理解できずにとても苦戦しました。
と言った感じで、私の当初の英語レベルはあまり高くありませんでした。
やっぱり、ビザの関係でカナダに滞在できる期間が限られているので日本でもっと英語レベルを上げてから来れば良かったな、と凄く後悔までは行かずとも、そっちの方がもっと楽しいスタートラインを切れたんじゃないかなぁと思います。
実際に語学学校で授業を受けてみて
クラスのレベル振り分けテスト
私の行った語学学校ではまずレベル分けテスト(ライティング、文法、スピーキング→先生との会話を軽くするので、リスニングもしてることになる)を行って振り分けられたレベルのクラスで授業を受けます。
レベル分けテストで、私はレベルの高いクラスに入れた方がいい!みたいな事をどこからともなく聞いていた私は、とりあえずライティングの練習ならできる!と思い、一生懸命それに向けて勉強していました。
おそらくそのせいもあってか、自分の本来の実力よりも少しだけ高いクラスに振り分けられた気がします。
そして、そのせいで最初とても苦労しました。
習う内容自体はそこまで難しく無いものの、先生と他のクラスメイトのスピーキングとリスニングのペースについて行けず、今教科書のどの問題をやっているのかわからなかったり、先生の出した質問が理解できなかったりしました。
また、レベルが上のクラスだともちろん語彙力もあるわけで、当時の私は語彙力不足もあいまって、最初の1ヶ月は何が何だか全く分からなかったです。
もう少しで心が折れてレベルを下げてもらおうかと先生に相談するところでした。
なので、クラス分けテストのための勉強は全くする必要は無いと思います。純粋に今の正直な英語レベルのクラスに入れた方がスムーズに学校で授業を受けられると思います。
しんどくても学校を頑張れた理由
結局私はクラスのレベルを変えず、そのまま同じクラスに留まりました。その理由は、クラス全体の雰囲気が良かった事、どの先生もフレンドリーで質問しやすかった事、学校のアクティビティが楽しかった事です。
まず、当時のクラスメイトは私を含め日本人3人、韓国人3人、ブラジル人3人、パナマ人1人、ペルー人1人みたいな感じだったと思います。国籍バランスは時期によって変わるみたいです。年齢は18〜43歳くらいまでと色んな人がいました。各々色んな理由で英語の勉強をしていて、特に自分よりも年上の人がカナダで仕事に就くために頑張ってるのを見ると、自分も頑張らないと!と気が引き締まる思いになりました。クラスメイト全員がお互いの文化を尊重しつつ、お互いの国事情を聞きながら英語の勉強をするのはとても楽しかったです。
語学学校の先生はみんなフレンドリーで話しやすい人たちでした。授業中に間違った答えを言ったとしても、やんわりと正しい答えに導いてくれる感じで、むしろ間違った答えを参考にしてさらに他の英語の勉強に繋げたりと、フォローを上手にしてくれるな、という印象でした。
学校のアクティビティーがとても盛んな所が好きで選んだ学校だったので、結果としてアクティビティが英語勉強中のいい息抜きになった気がします。特にカナダに来たばかりで自分1人で何かアクティビティに挑戦するというのが少し抵抗があったので、学校が企画してくれたアクティビティに参加するのは値段も、一緒に行く人も、場所も信頼できるので安心感もありました。
私が行った語学学校
私はバンクーバーのダウンタウンにある、VGCという語学学校に行きました。全部で3つの語学学校で実際に体験授業を受けてみて、その中で1番自分の性格に合ってると思い、その学校にしました。
正直、楽しく英語を学びたい、というのが大きかったので、他の学校と比べて先生と学生たちがとても元気で明るく、先生たちと仲良くしていて、アクティビティの盛んなVGCにしました。
学校には日本人のスタッフもいるので、入学の手続きやその他学校生活等で困った事があったら相談にのってもらえます。
私はGlobal English のコースを取りましたが、他にも更に英語を高めたい人用に、ビジネスEnglishコースや、大学進学に備える用のコース、IELTSのコース等色々とあります。
場所もダウンタウンなので、学校の後そのままダウンタウンで買い物をしたり、友達とご飯を食べに行ったり、図書館に行って勉強したりと、何かと便利でした。
まとめ -語学学校に行くメリットとデメリット-
メリットとしては、英語を身につけたい、でも英語が日常会話ほども話せない、もしくは自信が無い、海外に長期滞在が初めてで知り合いも誰もいなくて不安、などあれば最初に語学学校行くのはありなのかな、と思います。英語に耳が慣れてない、英語を話し慣れてないとそのまますぐ色んな人と交流したりするのは難しいです。
普通に生活して英語のネイティブスピーカーの友達を作るのは難しいですが、語学学校だとそのハードルが少し下がるかと思います。
学生同士であれば、英語を勉強する同士なので、お互いに根気強く英語で話すといった練習ができると思います。
私の言っていた学校のアクティビティには先生も参加することがあるので、授業以外で先生と話せるのはリアルな日常英会話の練習にもなったので楽しかったです。
また、今までやみくもに勉強してた人は、学校でテキストに沿って勉強することで、勉強内容が明確になるし、先生から英語の勉強の仕方を教えてもらえる、というのもいい点だと思います。
デメリットとしては、やはりお金がかかる事と、語学学校に2、3ヶ月いただけでは劇的に英語のレベルはあがりません。
短期間のスクーリングをするのであれば、英語の上達というよりも、英語に慣れる、といった感じです。語学学校に行けば英語がすぐにうまくなるんだ!といった過剰な期待があると、後で現実と夢とのギャップに心が折れてしまうかもしれません。
すべて私の主観なのでどこまで参考になるかわかりませんが、一つの意見、感想として読んでいただければと思います。