今年の冬はバンクーバーらしからぬとても寒い冬でした。
カナダのなかでも唯一極寒にならないのがバンクーバーエリアなのですが、今回の冬は私が過ごしたバンクーバーの冬の中で最も寒い冬でした。
The Weather Network によると、最低気温は12月27日の-15.3度で、52年ぶりの寒さのようです。
しかも12月から雪が降るというのはちょっと珍しいです。
いつもはクリスマスは雨が多くて、1月〜2月にかけて気温がもっと下がって少し雪が降ることがある、と言った感じです。
思い返してみると2021年は夏の猛暑に始まり、洪水、大雪(バンクーバーにしては)と、気候に大きく影響を受けた年でした。
バンクーバーで雪が降ると何が起こるかというと、交通機関の麻痺です。
職場までバスを乗り継いで、1時間以上かけて行く私としては恐ろしいことです。
23日の夜からたくさん雪が降って、雪は25日以降まで降り続き、綺麗なホワイトクリスマスを迎えました。
が、
24日の朝、2本目の乗り継ぎのバスがどうやら雪の影響でストップしてしまい、クリスマスイヴの朝に職場まで雪の中を1時間近く歩く羽目になりました。
スカイトレインも線路の上の雪の除去などで遅れが出るため、ダウンタウンで働く夫も45分遅れて職場に着いたといっていました。
また、一般の人が運転する車にも影響がでます。
なぜなら、道路の除雪が早朝間に合わないということと、
多くの車がスノータイヤを付けていないためスリップ事故を起こしたり、雪が深いところや路面凍結しているところにはまって動けなくなってしまう為です。
悲しいかな、実はクリスマス前後は救急車や消防車などのサイレンがたくさん響いていました。
そんなこんなでクリスマスシーズン&雪景色はいい眺めなものの、実際の日常生活を考えると外出するのがめちゃくちゃ大変という残念な面もあります。
さて、では楽しい面はというと、
気温が下がったことで、近所にあるJohn Hendry ParkにあるTrout Lake(トラウトレイク)という小さな湖が凍ったので、そこでスケートができた、ということでしょうか。
4年だったか5年程前にも湖が凍ったことがあり、その際も湖の上でスケートすることができました。
毎年あることではないので、たくさんの人がスケートを楽しんでいました。
(ただし、自分のスケート靴がないと滑れません。)
私がスケートをしに行ったときは、既に湖が凍ってから数日たっていました。
その前にスケートをしに来た人たちが氷面の雪かきをしてくれていたおかげで、スケートが既にできる状態になっていました。
人工のリンクとは違って自然にできた野外のリンクなので、場所によっては氷面がボコボコしていたり、
雪かきをしてくれた人の塩梅によって作られた道筋はグネグネしていて、滑りやすいわけではないものの、それはそれで楽しかったです。
その日は天気が良く日が出ていたので、場所によっては氷が溶けて薄くなっているところもあったみたいです。
私は気づかなかったけれど、夫は氷がミシミシと亀裂が入ってる音がすると言っていました。
(インスタの最後の動画で音がパキパキと鳴ってるのが実際に聞こえます)
バンクーバーの冬はいつもは雨ばかりで日も出ないで暗いので、その日のように外で太陽の下スケートができるなんて本当に貴重でとても楽しかったし、いいリフレッシュになりました。
もしバンクーバーの冬を楽しみたいのであれば、少し値段はするけれど、Myスケート靴を準備しておくのもいいかもしれませんね。
新品だと$100~$300、ものによってはもっと高いので、そこまでは…と思う人は中古のスケート靴をゲットするのも手だと思います。
スケート靴にあまりこだわりがなければ、craigslistsやFacebookのマーケットプレイスだとかなり安くゲットできます。
是非参考までに!!